27 Dec 2021

お知らせ

ガバメント・リレーションズの優良事例として、キャンサースキャンが八王子市にて手がけた大腸がん検診・精密検査受診率向上事業がGRアワード優秀賞を受賞しました

株式会社キャンサースキャン(本社:東京、代表取締役:福吉 潤、以下「キャンサースキャン」)は、ソーシャル・インパクト・ボンド(以下、SIB)を活用した八王子市における大腸がん検診・精密検査受診率向上事業(以下、本事業)について、ガバメント・リレーションズの優良事例としてGRアワード優秀賞を受賞しました。

■GRアワード優秀賞とは
GRアワード優秀賞は、ガバメント・リレーションズという地域課題解決のための良質で戦略的な手法と認められた事業に対して、一般社団法人日本GR協会から授与される賞です。

◎一般社団法人日本GR協会
https://graj.org/

■受賞いただいた八王子市における大腸がん検診・精密検査受診率向上事業について
本事業は、ヘルスケア領域において全国初となるSIBの事例であり、官民連携によって社会課題の解決を図っています。本事業の実施後に、広島県のがん検診受診率向上事業でも同様の手法を用い、地域の健康課題の解決に尽力しています。

平成29年度(2017年度)から令和元年度(2019年度)の3か年で、実施自治体の八王子市、民間サービス事業者として事業を推進するキャンサースキャン、中間支援組織であるケイスリー株式会社の三者で取り組みました。キャンサースキャンは、大腸がん検診の受診勧奨、大腸がん検診精密検査の受診勧奨事業を八王子とともに実施しました。
SIBとは成果連動型契約の一形態であり、事業成果に応じて民間企業へ委託料を支払う事業スキームです。
本事業の詳細な報告は、報告書をご覧ください。( http://cancerscan.jp/news/139/

キャンサースキャンは、「人と社会を健康に」というミッションの達成に向けて、全国の自治体とともに予防医療事業に取り組んでいます。引き続き官民連携の好事例となるような取り組み方を模索し続け、より効果的な事業推進、ガバメント・リレーションズを実現できるよう、今後も尽力します。

■キャンサースキャンについて
キャンサースキャンは、人と社会を健康にすることをミッションに、データサイエンスとマーケティング、行動経済学、そして公衆衛生の専門知識を組み合わせた事業を展開しております。とりわけナッジ理論※の予防医療や疾患の早期発見・早期治療促進への活用に、早期に取り組み実績をあげてきたことにより、厚生労働省発行の受診率向上施策ハンドブック「明日から使えるナッジ理論」の制作を受託し、弊社が数年間にわたり蓄積した事業ノウハウを全国の自治体へ広める活動を行うほか、環境省及び日本版ナッジ・ユニットBESTと行動経済学会との連携によるコンテストにて、「ベストナッジ賞」を受賞しております。全国約700の市町村での各種保健事業の実施支援を通じて、コミュニケーションを変え、社会の仕組みを変えながら、健康になるための行動変容にフリクションがない世界を目指しています。

※ナッジ(nudge)とは、直訳すると「ひじで軽く突く」という意味です。行動経済学や行動科学分野において、人々が強制によってではなく自発的に望ましい行動を選択するように促す仕掛けや手法を示す用語として用いられています。2017年ノーベル経済楽章を受賞し、英国を代表に多くの国において補助金、税制、規制といった伝統的な政策手法に変わる「第4の政策手法」として活用が進められています。

【本件に関するお問い合わせ先】
PR:楠橋(くすはし)/ Email:pr@cancerscan.jp

プレスリリース