07 Sep 2021

お知らせ

神奈川県横浜市の「重症化リスク者適正受診勧奨事業」を受託しました

マーケティングやデータサイエンスのノウハウを生かし、約700自治体の予防医療推進支援を行うキャンサースキャン(本拠地:東京都品川区)は、新たに神奈川県横浜市と「重症化リスク者適正受診勧奨事業」にかかる委託契約を締結いたしました。

■事業概要 
事業名:重症化リスク者適正受診勧奨事業
事業内容:本事業では、健康寿命の延伸と医療費の適正化を図ることを目的として、横浜市在住の国保加入者に対して生活習慣病の重症化予防支援、重複頻回受診等の適正受診勧奨をおこないます。

重複頻回受診等とは
重複受診: 同じ病気で複数の医療機関を受診すること、頻回受診:同じ病気で同じ医療機関を受診する回数が過度に多いことの総称。

■実施背景
生活習慣病の重症化予防・医療費適正化の必要性
・特定健診を受け、要治療と診断された方の中で未受診の方が約2万人。これらの方々が重症化する前に早期治療を行うことが必要とされています。
・糖尿病の治療中断者が、深刻な合併症を発症し病態が悪化してから受診を再開するケースが全国的に多発しており、これらを未然に防ぐことが必要とされています。
・近年では歯周病と糖尿病は密接に関連していることが明らかになっており、「歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善する」という研究成果も数多く報告されています。そのため、糖尿病患者で歯科の未受診者を減らし、糖尿病重症化予防を行うことが必要とされています。

重複頻回受診等の適正受診の必要性
・住民が重複頻回受診を行うことで、住民自身の健康上のリスクや医療費の増大化が問題視されています。

■具体的に行うこと
横浜市の保有する横浜市国保加入者の特定健診結果やレセプト情報を分析し、生活習慣病重症化リスク者及び、重複頻回受診者等の特性に合わせた通知物を作成・送付することで対象者の行動変容を促します。

生活習慣病の重症化予防勧奨で行うこと
・健診を受けた結果要医療(血糖・血圧・脂質)だが、未治療の人に対する受診勧奨
・糖尿病の治療中断者に対する受診勧奨
・糖尿病にかかっていて、歯科に定期的に通っていない方に対する受診勧奨

重複頻回受診等の適正受診勧奨で行うこと
・重複頻回受診者に対する適正受診勧奨

【本件に関するお問い合わせ先】
PR:楠橋(くすはし)/ Email:ako.kusuhashi@gmail.com

プレスリリース