予防医療の推進を支援するキャンサースキャン、 愛媛県の健診受診率向上に向けて企画・制作した広告が 「第42回愛媛広告賞」二部門で最優秀賞を受賞
予防医療の推進を支援する株式会社キャンサースキャン(本社:東京都品川区、代表者:代表取締役社長 福吉 潤、以下「キャンサースキャン」)は、企画・制作を担当した「行ってこーわい!愛媛の健診」キャンペーン(広告主:公益財団法人愛媛県総合保健協会)の新聞広告とテレビCM「行ってこーわい!愛媛の健診 15秒篇」が愛媛広告協会(会長:大塚 岩男)が主催する「第42回愛媛広告賞」の最優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。
また、テレビCM「行ってこーわい!愛媛の健診 30秒篇」では優秀賞を受賞いたしました。
■ 受賞作品について
● 新聞広告単発部門 最優秀賞
愛媛新聞 2022年9月3日朝刊 全15段
● テレビ広告15秒部門 最優秀賞
・「行ってこーわい!愛媛の健診 15秒篇」
(https://www.youtube.com/watch?v=Beustso9C8Q)
● テレビ広告30秒部門 優秀賞
・「行ってこーわい!愛媛の健診 30秒篇」
(https://www.youtube.com/watch?v=_5DAUJmFPsM)
■ 制作意図
愛媛県は健康寿命の短さや心疾患による死亡率が全国トップクラスという健康課題がある上に、重大な疾患の早期発見に有効な健康診断「特定健診」の受診率も全国平均より低い状況にあります。そのような中、コロナ禍の影響で受診控えが起こり、受診率は更に減少傾向という課題に直面していました。
本プロジェクトでは、伊予弁を使った「行ってこーわい!愛媛の健診」(「行ってきます!愛媛の健診」)をスローガンに「健診への気づきと、愛媛ならではの共感」をコンセプトとしたキャンペーンを展開しました。テレビCM、ラジオCM、新聞広告、ウェブ広告を活用したほか、愛媛県内の各自治体が特定健診対象者宛に発送する健診案内DMや、地域ごとに紙面を変えた折込チラシなど、県民生活に密着した手触り感のあるコミュニケーションチャネルも組み合わせました。
キャンペーンの中心となったテレビCMでは、ナッジ理論を活用し、県民の深層心理にある健診に対する自己矛盾に気づきを与えつつ、おばあちゃんと孫のほのぼのとした方言を用いた会話劇にすることで、県民が親近感を覚え共感しやすい広告を目指しました。また、新聞広告ではテレビCMの世界観を県民との親和性が高い新聞に展開できるように制作しました。
■ 効果
キャンサースキャンが実施した意識調査では、キャンペーン認知者の受診意向が約30%向上する結果となりました。また、受診者の40.5%が、キャンペーンが受診の契機になったと回答しており、県民から「親しみあるCMで好感持てます。健診の必要性を感じました」「愛媛県民でよかったって思いました」「健康を見つけに行こうの言葉に共感しました」という声をいただいております。
■ キャンサースキャン 担当責任者
株式会社キャンサースキャン
クリエイティブディレクター
郷司 実
多摩美術大学卒業後、渡米。Parsons School of Design(米国NY)卒業後、現地の広告代理店でアートディレクターとしてキャリアスタート。2002年に帰国。日本で最初の外資系広告代理店、J.Walter Thompson Japan(現Wunderman Thompson Tokyo)入社。日米通算23年、CMからデジタル施策まで、広告制作全般の企画、制作に携わり、2021年 株式会社キャンサースキャン入社。
「行ってこーわい!愛媛の健診」のキャンペーンでは全てのクリエイティブの企画、開発、ディレクションを担う。
株式会社キャンサースキャン
コミュニケーション開発本部長
小島 圭子
2005年 慶應義塾大学法学部法律学科 卒業後、P&G Japanに入社し、コミュニケーション戦略立案、テレビCMやPR等のマーケティング業務に従事。
2016年 江崎グリコ株式会社に入社。史上最年少のカテゴリーマネージャーとしてベビー育児カテゴリーを牽引。日本で初めて乳児用液体ミルクの開発・発売を実現。
2021年 株式会社キャンサースキャン入社。特定健診受診率向上に向けたコミュニケーション戦略の立案に従事。動画を活用したDM(動く手紙)、テレビCMなど既存のマーケティング手法、薬剤師と連携した勧奨の効果検証等、新たなコミュニケーションチャネルの開拓に取り組んでいる。
「行ってこーわい!愛媛の健診」キャンペーンの統括責任者。